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目次
保健所職員になるには
保健所で保健師として働くと言うことは公務員になると言うこととなります。
公務員になると言うことは、自治体ごとに行われる地方公務員試験に合格する必要があります。
また国家公務員に比べて地方公務員の試験は難しくない傾向にあり、一次試験・二次試験とありますので時間はかかりますがチャレンジする価値はあります。
なぜなら保健所で働くことに多くのメリットがあるからです。
保健所職員の保健師のメリットとは
・安定性
「保健師」「看護師」の資格以外に「地方公務員」の肩書も付きます。
保健所で働くためには「地方公務員」の資格がなければ働くことができません。
また、保健所で働くと言うことは病院で働く看護師や産業保健師より、安定・安心感が違ってきます。
・「土日休み」「残業なし」「夜勤なし」の3条件で働くことも可能
保健師として働く前に看護師として勤務経験がある方にとってこの3条件は夢のような条件だと思います。
看護師としてやりがいを感じ、バリバリ働いていた方も結婚や出産などのライフスタイルの変化や、年齢を重ねて体力の低下を感じることで、働き方について考えることも多くなると思います。
そのような時に、この3条件で働くことも可能な保健所の仕事はとても魅力的だと思います。
保健所職員の求人傾向
半数以上の保健師が自治体で活躍しているので、行政保健師の求人を探す人は多いと思います。
ですが行政機関は必ずしも毎年募集を行うわけでありません。
都道府県のサイトで職員募集を確認する、直接電話をするなど積極的に情報収集することが必要となります。
また公的機関であるハローワークも求人情報を得やすいでしょう。
保健所保健師の採用対策
まず保健所保健師は公務員となりますので、公務員試験に合格する必要があります。
ここでは保健所保健師になるための採用対策について説明したいと思います。
教養試験
公務員試験では必ず「教養試験」があります。
教養試験とは、国語や数学、社会や物理などの「一般知識分野」と呼ばれる問題となります。
試験範囲が幅広くなりますので対策が必要となります。
参考書や過去問題を本屋で購入できますので、繰り返し解いて理解を深めておきましょう。
また自治体によっては試験科目を選択することも可能なところもありますので、下調べをしっかりと行い、自分の得意分野で勝負するのもよいでしょう。
専門試験
専門試験では医療関係の問題が出題されます。
保健師の国家試験に出題されたような問題が多いです。
回答形式は選択式、論文形式が多い傾向です。
教養試験同様、参考書や過去問題を解くことも大切ですが、国家試験に使用した問題集も活用できますので合わせて学習するようにするとよいでしょう。
小論文
諸論文は、今後保健師としてかかわる可能性の高い時事問題がテーマに出題されることが多いです。(幼児虐待など…)
新聞やニュースでチェックしておくとよいでしょう。
また、小論文は文章能力が重要となりますので心配な方は身近な方に添削を依頼したり、公務員試験対策の塾に通い、小論文の指導を仰ぐのもよいでしょう。
面接
面接も小論文同様、時事問題が取り上げられることが多いです。
またそれ以外に、保健師として働きたい動機や自身のアピールポイントなどしっかり説明できるようにしておくとよいでしょう。
緊張しやすい方は、何度も練習しておく必要があります。
保健所の保健師の仕事内容
ここでは保健所保健師を目指す方へ簡単な仕事内容の紹介をしていきたいと思います。
保健所の保健師は一言でまとめると、都道府県という広範囲な地域を担当し、地域における公衆衛生活動の拠点として健康問題を把握し、その解決のために働きかけることを行います。
また仕事内容は大きく下記の4項目に分けられます。
母子保健事業
保健所の保健師は地域の母子保健事業の中でも、より専門性の高い部分を担います。
保健センターによる母子家庭訪問でハイリスク(虐待・保護者の精神疾患)な事例が発見されると保健所に協力要請が入る仕組みになっているため、保健所の保健師がより専門的な介入を行うこととなります。
他にも、保健所の保健師の役割として、周産期からの母子の支援や健康相談、保護が必要な場合の児童の対策協議会の支援など、子どもの保健福祉に関わる業務も行います。
感染症・感染対策
保健所で働く保健師は、結核や感染症対策も担当します。
感染症の発生調査や予防について、また定期的な健康診断での感染症早期発見などにも努めます。
HIV・難病対策
保健所の保健師の仕事の中にHIV・難病対策も含まれます。
HIV対策では、健康相談や予防活動などを行います。
また難病対策では、相談業務や家庭訪問以外にも、患者会の支援や難病医療給付の事務なども担当します。
精神保健福祉対策
保健所の保健師は、精神保健福祉法や医療観察法に基づき精神疾患に関する相談やひきこもりの専門対策を行います。
また保健センターの家庭訪問から、より専門的な対応が求められた場合に保健所に協力要請が入ることもあります。
保健所は保健センターを支援する立場として、道両者への受診支援、改善策の検討なども行います。
なかなか採用が決まらない時には…
保健所保健師の採用試験を受けても思い通りにいかないこともあるかもしれません。
ですが諦めないでください。
チャンスがある限り何度でも挑戦してみることが大切です。
また採用試験対策を行いながら保健師経験を積む方法もあります。
単発のお仕事もあるので勉強に差し支えることなく保健師経験を積むことができます。
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