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保健師の仕事と言えば保健指導はメジャーな業務のひとつにあります。
ですがこの保健指導って実は奥が深いのです。
保健師を目指される方の中には、保健師になってバリバリ保健指導を行いたい!と思っている方もいると思います。
筆者もその中の一人でした。
ですが実際に保健指導を行っていくと上手くいかないことがいっぱい。
そしてイメージしていたものと違う現実。
筆者の失敗をもとに今回、特定保健指導で上手くいかなかった時のお話をしようと思います。
一生懸命指導をしたつもりだったが…
特定保健指導では、該当者に指導を行っていくのですが結構一筋縄ではいかないことが多いのが現状です。
まず、この特定保健指導と言うのが浸透しきっていないこともありいくら説明しても理解が得られないことが多い…。(これは私の説明が不十分ということもあります。)
そして健保によっては該当者は絶対に全員が受けなければならないなどの厳しいルールを定めているところも実はあります。(特定保健指導の実施は自分が入ってる健康保険組合が実施元となっているので、健康意識が高い健保では特保の指導は絶対に受けるなど、健保によってルールは様々となります。)
なので、該当した社員の方には初回面接のために30分~1時間程時間を作って貰っているのですが、「忙しい中、こんなこなことで呼び出して!」と怒る方もいます。
ですが私達の仕事は、健康診断の結果からご自身の今の健康状態を確認してもらい、重症化させないために自分の健康と向き合ってもらうお手伝いをすることが任務となります。
私は特定保健指導の時期になると1日10名程の社員の方と面談を行っていくのですが、毎回必死でした。
そして中には、毎年特保を受けるリピーターの方もいらっしゃるので、話を聞いてもらえないこともたくさん…
また、最近ではメディアやネットでも健康情報はとてもたくさん普及されています。
なので、私達以上に健康情報に詳しい方もたくさんいるのでこちらも指導に必死になることも多いです。
どうしても目標に向けて取り組んで欲しい!と言う気持ちが先走ってしまうと対象者の方の気持ちが離れていってしまっていることに気づき始めました。
特保の指導で大事なことは?
どうしても保健師と言う職業上、保健指導は仕事の醍醐味。
指導を行っていく中で私がこの人を健康に導いてあげないと!と言う使命感に駆られてしまうこともあると思います。
そしてつい指導に熱が入りすぎてしまって自分ばかり指導疲れを起こしてしまうことも…
確かに指導は対象者の方と一対一で真剣に向き合います。
そして人の話を真剣に聞くと言うことはとても頭を使うことなのです。
相手の気持ちを汲んでさらに自分の考えを伝えることはとても体力を使うこととなります。
ですが実は指導というものは、私達専門職が一方的に話すだけでなく対象者の方に、いかにたくさん話してもらうことがキーポイントとなります。
人は話すことで自らの行動を振り返り、問題点を見つけやすくなるのです。
私達保健師は、その問題点を自らが探すお手伝いが出来るように聞き上手に徹するのです。
また聞き役に回ることで、対象者の方へ一歩的な指導もなくなり、相手も序用して貰えたという気持ちが高まるので満足度も上がるのです。
当時の私は、そこに気づくことが出来なかったので、自分ばかりが話をしている一歩的な指導になっていたこともたくさんありました。
なので今、もし指導が上手くいかないなど困っている方がいたら一度、聞き役に徹してみげはいかがでしょうか。
もしかしたら新しい糸口が見つかり、新たな指導スタイルができるかもしれません。
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